オーストラリアのResident Return Visa、更新料が約3倍に値上げ
2026年7月1日、オーストラリアのビザ申請料金が改定されました。
その中でも驚いたのが、Resident Return Visa(Subclass 155・157) の更新料です。
この永住者再入国ビザ(RRV)は、オーストラリア永住者が、海外旅行や母国へ一時帰国後などにオーストラリアへ再入国する際に必要となるもので、通常は5年ごとの更新です。なお、オーストラリア国外へ出ない場合は必要ありません。
改定前はオンライン申請が A$490 でしたが、A$1,475 へと大幅に引き上げられました。
これまでも少しずつ値上げされてきましたが、今回は約3倍という大きな引き上げで、永住者にとってかなり大きな変更だと感じました。
オーストラリア市民権を取得するかという悩み
今回、Resident Return Visaの更新料は大幅に値上げされました。
とはいえ、それだけを理由にオーストラリアの市民権を取得しよう、と簡単に考えられることでもありません。
オーストラリアでは、市民権を取得すればResident Return Visaを更新する必要はありません。
ただ、日本は原則として二重国籍を認めていません。特に、自分の意思で外国籍を取得する場合は、日本国籍との関係を慎重に考える必要があります。
以前は、日本に住む両親がいなくなったら、オーストラリアの市民権を取得することも考えるかもしれないと思っていた時期もありました。
けれど、いざその時が来ても、日本に残る親族のことや、将来の選択肢を考えると、「今すぐ市民権を取得しよう」とはなかなか思えないのが正直なところです。
おわりに
今回の料金改定を見て、永住権で海外へ渡航するためのコストが、以前より高くなったことを実感しました。
オーストラリアの市民権を取得するか、日本国籍を維持するか。
これは人それぞれ事情が異なるため、正解は一つではありません。
ただ、今回のResident Return Visaの大幅な値上げをきっかけに、今後、永住権保持者の扱いがどのように変わっていくのか、とても気になります。
将来的に、永住権保持者がAge Pensionなどの制度に、これまでと同じようにアクセスできるのか。
すぐに何かが変わるという話ではありませんが、心配です。
私自身も、制度の変更を確認しながら、その時々で自分にとって最善と思える選択をしていきたいと思っています。
※制度は変更される可能性があります。最新情報はオーストラリア政府公式サイトでご確認ください。
参考サイト
・Australian Government | Department of Home and Affairs
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/resident-return-visa-155-157
・Services Australia(Age Pension)
https://www.servicesaustralia.gov.au/age-pension
・Services Australia(Residence rules for Age Pension)
https://www.servicesaustralia.gov.au/residence-rules-for-age-pension
・在日オーストラリア大使館(Australian citizenship)
https://japan.embassy.gov.au/tkyo/citizenship.html
